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2026年6月29日 芥川龍之介の『蜜柑』を読む

芥川の名作のひとつである『蜜柑』を読んでいると、地の文の視線誘導が見事、見事の一言に尽きる。これは太宰治にも見られる書き方であると私は考える。日本語の表現方法は、叙事的表現よりも叙景的表現を磨く事の方が、重要なのかも知れない。 さて、今回の...
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2026年6月29日 映画『ターミナル』を観る

この映画を観るのは何度目だろうか。学生時代に父と二人で観て、私は深く感銘を受けた事を覚えている。 さっそく映画の最序盤に感じた「不気味さ」について語らせてほしい。本作の主人公、トム・ハンクス演じるナボルスキー氏が、アメリカの空港にて諸事情あ...
日記

2026年6月29日 信義則に背く代償

私は、幸いな事にこの歳まで生かされてきた。不幸中の幸い、怒りや恐怖や憎悪に染まった中でも、私の傍には少しの「信頼できる人々」がいてくれて、苦楽と成長を共にさせてもらえた。彼らに共通して言える事は、いくつかある。・悪意から生ずる嘘を言わない。...
日記

2026年2月16日 善と悪の出生地

謙虚と誠実を騙る事は、誰もが自由にできますが、 体現をするとなりますと、瞬く間に不自由になります。 私が、性善説と性悪説との二元論を通過して、 いざ、人々の歪みと向き合う事は可能でしょうか。 赦されざる言動の積み重ねに、生きる麻酔の打ちまわ...
日記

2026年2月12日 忘れていた私、思い出せた私

私は、白樺派文学的な、内省派文学的な生き方を誇っていた。 混沌とした社会の中で、仏法僧を尊び、三宝に学びながら生きられる幸せ者だと思っていた。 来月で交際六年目になる、大切な恋人との日々に与えて、与えられて、満たされていた。 この幸せが続く...
日記

2026年2月2日 仏法と私と君の明日

言語の第三の役割を、受け入れるほどに、体現するほどに、 私の心底に降り積もる、明らめた智慧の落陽に、温められた。 歪な唯識、清廉な唯識を離れて、ただ在るだけの私。 君が学んでくれた事が、嬉しかった。 後の世に続く人に、何かを伝えて、教える事...
日記

2026年2月1日 我が務めを私こそが果たせ

もしも、私の命を均等に分け与えられるなら、誰に手渡す。 生まれ落ちてから、出逢い関わってきた人の全てに分けます。 私は文章を書くだけの馬鹿者ですが、愚者ではありません。 利己心だけに生きられるほど、道理に暗くないのです。 それが、私があの若...
日記

2026年1月16日 偽証の者

年が明けて、新しい希望や野心に燃える事は素晴らしい。 過ぎた月日の箱を開いて、喜怒哀楽を含めて慈しむ姿は美しい。 私には、交際を始めてから六年目を迎えるパートナーがいる。彼と出逢った2020年の夏や、想いを告げた暮れ方からの始まり。それらに...
日記

2025年12月31日 真如の傍で在り続ける

私は八正道の実戦以外に生を知らず、 中道が存在しない世界には生きていない、と振り返る。 八正道を知る前までの自身を亡者、或いは繭と認識している。 中道を知ったからには、中道を廃した考えを重宝しない。 私の中の過去は死に絶えて、今をただ「在る...
日記

2025年12月30日 沈黙の美

言語は、会話や文章で他者に何かを伝えるために用いられますが、言語の役目は、伝える事と伝えない事のふたつがあります。私は、今まで、考えた事は何もかも詩や短編作品の形で書いてきました。しかし、何もかも表現したとしても、意義の無い事さえあり得るの...